鼻水がのどに流れたりしませんか?

久野 政直

こんにちは。森々薬品の久野 政直です。
本格的に寒くなって、くしゃみ・鼻水・咳などでお悩みの方が多くなります。
なかでも、鼻に関するご相談が多く、春先に向けて体質改善が重要となります。

ご存じですか? 後鼻漏!

みなさま、後鼻漏(こうびろう)って言葉を聞いたことはありませんか?
文字通り、鼻の後ろに鼻水などが漏れる(流れる)症状です。
言葉は知らなくでも、こうした状態でお悩みの方は意外と多いのではないでしょうか?

原因としては、鼻の奥にある空洞(副鼻腔)に炎症が起こる【副鼻腔炎】であることが多いようです。後鼻漏は、炎症の程度に関係なく、少しの炎症でも体を守るために鼻水が出ることで起こるかたもいらっしゃいます。

後鼻漏ってどんな症状が出るの?

こうした症状があると後鼻漏の疑いがあります。

◆鼻水がのどに流れる
◆いつも鼻炎に悩まされている
◆のどがイガイガする
◆咳が長引いている
◆のどにいつも違和感がある
◆長く話していると咳がでる
◆いつも痰が絡む

なぜ、鼻水がのどの奥に落ちてくるの?

主に以下の症状になってしまうと、鼻水が多く出てしまいます。

副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻につながっている副鼻腔の中に炎症をおこすものです。後鼻漏の原因としては最も多い疾患となります。副鼻腔内にどろっとした鼻水がたまり、副鼻腔から鼻へ、そして喉へと鼻水が流れます。

急性/慢性鼻炎

いわゆる鼻風邪ですが、ウイルスや細菌が鼻に侵入するとそれを排除するために鼻水が多くなります。
最初は、さらさらとした鼻水ですが、体内の白血球という、体を守っている細胞がウイルスや細菌と戦うことでどろどろとした鼻水、黄色い鼻水、緑色の鼻水などになって鼻から喉へ落ちる量が増えます。

アレルギー性鼻炎

ホコリや花粉などのアレルゲンが鼻に侵入すると、それを排除しようと働きます。
これがアレルギー反応といわれ、鼻水がたくさん産生されます。
鼻水が多くなることで喉に落ちる(つまる)鼻水の量も増えてきます。

鼻の働きとこの時期に注意が必要な点とは?

鼻の中は粘膜で覆われており、一日に2~6リットルほど粘液が作られています。これにより粘膜を常に湿った状態に維持しています。
粘膜の表面には線毛という、目に見えない小さな毛が生えていて、粘膜の表面にある粘液を鼻からのどへ落おとします。

そして、ウイルスや細菌などをこの粘液で捉えて鼻からのどへ、そして胃へと流すことで体は守られています。

ただ、この時期は乾燥で粘液が少なくなったり、粘液が濃くなることで、のどのイガイガや不快感を感じることが多くなります。
さらに、粘液が少ないことで、直接粘膜からウイルスや細菌などの侵入が増え、炎症を起こすことで副鼻腔炎だけでなく、様々な疾患に発展することもあります。

改善に向けたアプローチは?

① 水分を溜めない
まずは、からだに余分な水分を溜めないよう、血液の巡りを良くすることが重要です。
もちろん余分な水分を摂らないことも不可欠です。

② 溜まった鼻水(鼻汁)の清掃
とくに副鼻腔炎の場合は、しっかりと膿や鼻水を外へ出してあげることが重要です。
漢方薬などにも良いものがあります。

③ 鼻粘膜の強化
再び症状が起きないように、粘膜を丈夫にしておくことが重要です。
細胞間のキメを整え、新進代謝を促進するミネラルなどをしっかり補いましょう。

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